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爽やかな夏、蚊のいない夏

本当はおそろしい”蚊”

夏と言えば海、かき氷、花火にそして”蚊”。蚊の活動が活発になるのは夏の暑い時期。特に蚊に刺されるとかゆみが生まれるので嫌なものです。蚊は吸血の際、抗凝血作用物質(血が凝固することを防止するためのもの)を含んだ唾液を注入され、この唾液によってアレルギー反応を起こすために痒くなるそうです。

しかし、蚊の被害で最も恐ろしいのは蚊に刺されることにより、感染症に感染することです。
デング熱、チクングニア熱、ウエストナイル熱、マラリア、日本脳炎など、これらはすべて蚊によって引き起こされる感染症です。人間を最も多く殺している生き物は実は「蚊」なんです。

最近、感染症が大きく取り上げられたのは、2014年8月に約60年ぶりに国内での感染が確認されたデング熱です。その後、相次いで日本各地で発症する人が現れ、立ち入り禁止区域の拡大、イベント中止といった社会問題となりました。
また、近年アメリカ全土を恐怖に陥れているウエストナイル熱は170種以上の鳥を宿主とし、43種以上の蚊が関与しており、感染の拡大を防ぐのは不可能です。航空機などの交通機関による日本への侵入も懸念されています。

 

蚊の生態は?

地球上には約2500種類の蚊が生息しています。そのうちの約100種類が日本にますが特にアカイエカやヒトスジシマカ(ヤブ蚊)は一般的に見られる蚊です。産卵に血液が必要なので、血を吸うのはメスだけです。
蚊は水のあるところに卵を産み付けますが、蚊の種類によって、水のきれいなところを好むもの、汚いところを好むもの、広い場所を好むもの、空き缶や空き瓶などのわずかなたまり水を好むものなど多様です。

そのため、幼虫(ボウフラ)の生息場所も、池や下水溝、浄化槽、水田、古タイヤ、墓地の花立、空き缶など様々です。ヒトスジシマカは、空き缶に溜まったような少量の水で増殖できます。

蚊にさされないためには?

まずは、蚊の発生源である水たまりをなくす対策が基本です。庭に放置されたバケツやジョウロ、古タイヤに溜まった水。ポイ捨てされた空き缶からも発生するようですので水溜まりをなくせば発生しません。が、無くすには難しいもの。そのため、自己防衛が重要です。

外出するときや屋外で作業する際には、長袖長ズボンを着用することや、特に虫除けスプレーを肌につけることが効果的です。時間が経つと汗などで効果が薄くなるためこまめにスプレーする必要があります。
また、扇風機を使用するのも効果があるようです。蚊の飛行能力は時速2.4㎞と低いことや、強い風によって人間を感知する働きを混乱させるともいわれ、扇風機の風を起こすことで蚊は寄り付かないようです。

たかが蚊、されど蚊。油断は大敵です。
まだまだ暑さは続きますが、少しでも快適に過ごしたいものです。