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台東区で高齢者認知症徘徊の捜索模擬訓練11月20日に実施
プレスリリース
2015年11月5日
加藤電機株式会社
セキュリティラウンジ本部
SANフラワー見守りサービスを利用した広域ロボット検索システムを使用
~都市型見守りモデルの基盤整備を目指した課題検証~
加藤電機株式会社(本社:愛知県半田市、本部:東京都千代田区、代表取締役社長:加藤 学、以下:加藤電機)は、SANフラワー見守りサービスを応用した「広域ロボット捜索システム(介護ロボット等モニター調査事業の対象機器(※1))」を使って、都市部で認知症による徘徊などの行方不明者が発生した際に早期発見・保護につなげるため、台東区介護サービス事業者連絡会様のモニター調査協力のもと、認知症徘徊捜索の模擬訓練と同時に都市型の捜索実証実験を2015年11月20日(金)に実施いたします。
(※1) 公益財団法人テクノエイド協会様の福祉用具・介護ロボット実用化支援事業
【認知症徘徊捜索模擬訓練の概要】
台東区内のモニター調査協力施設に複数のSANアンテナを設置していただき、見守りエリアを設定します。SANタグ(発信機)を所持する徘徊役グループとSANレーダー(受信機)を用いて居場所を捜索する捜索役グループに分かれ、捜査役の方が徘徊役の方を探しに行きます。SANタグを徘徊役5組10名にそれぞれ、SANタグポケット付シューズやお守り袋など5種類の方法により所持していただきます。また、台東区役所を拠点として捜索状況をモニターする予定です。
【実施概要】
日時 :2015年11月20日(金) 14:00~16:00 実際の捜索訓練は1時間半の予定
会場 :台東区役所分庁舎4階(台東区東上野4丁目5番6号)を中心としたエリア
参加者:20名程度
・モニター調査協力 台東区介護サービス事業者連絡会様
・徘徊捜索模擬訓練協力 ケアマネージャーの皆さま
主催 :加藤電機株式会社
【都市部の認知症徘徊等の見守りと行方不明者捜索の課題検証】
現在の認知症による徘徊行方不明者の捜索は、家族からの届け出により、主に警察が地方自治体と連携して実施していましたが、警察庁(※2)から「はいかい老人SOSネットワークシステム」の廃止(※3)が発表されたことで、地域の実情にあった見守り対策が急務となりました。
これを受け、加藤電機はSANフラワー見守りサービスを応用した捜索ネットワーク形成を促進するため、高齢者による認知症徘徊などの行方不明者捜索に対する都市型最適化技術の課題検証を行い、都市型見守りモデルの基盤整備を目指します。
補助的開発課題として、認知症の方に容易にかつ確実に携行していただくため複数の方法による携行性の検証を実施します。今回実施した模擬訓練の結果を基に、より短時間で捜索発見ができる地域参加型の広域ロボット検索システムの本格運用を開始します。
(※2) 平成26年6月5日 警察庁生活安全課通達(警察庁丁生企発第310号)
(※3) はいかい老人SOSネットワークシステムの構築について
(平成7年10月5日付け警察庁丁地発第118号ほか)
【SANフラワー見守りサービスとは】
加藤電機は2015年4月に日本で初めて(※4)GPS機能を利用せず、より“正確な居場所”の捜索ができる、特許取得済の「SANフラワー見守りサービス」の提供を開始しました。「SANフラワー見守りサービス」を活用していただくことで地域参加型の見守りシステムを構築し、企業、自治体、見守り隊を有機的に結び付けることで、連携による見守り方法を大幅に見直し、“より早く”、“より確実に”、“より安く”万が一の時に対応できるサービスの構築を目指しています。
(※4) GPSを利用しない捜索システムにおいて(2014年12月 当社調べ)
URL: http://www.anshin-anzen.com/san-flower/
【お問い合わせ】
加藤電機株式会社 セキュリティラウンジサポートセンター