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当時は潮湯治、今は海水浴


 愛知県にある知多半島の海水浴場では海開きの前に水質検査が行われたとニュースになっていた。どの海水浴場も合格となり、知多市の新舞子にある海水浴場「ブルーサンビーチ」も6月13日に無事海開きとなった。海開きがあるともうすぐ夏という感じがする。

新舞子にあるブルーサンビーチは少し沖に作られた人工島。2基の風力発電の羽根が目印。名古屋から一番近い海水浴場として人気がある。そこからは常滑市にある中部国際空港セントレアや、名古屋港へ行きかう船、対岸にあるもう1つの海水浴場をみることができる。もう1つの海水浴場とは大野海水浴場で、日本最古の海水浴場と言われている。

日本最古と言われている根拠として、『方丈記』を書いたことで知られる鴨長明が常滑市の大野の地に訪れ、「生魚の御あへもきよし酒もよし大野のゆあみ日数かさねむ」 (新鮮な魚料理も、お酒もおいしい。大野の汐湯治に来てついつい長い間滞在した)と鎌倉時代の初期に詠んだといわれていることから日本最古とされている。しかし調べてみると「日本最古」の海水浴場は日本のあちらこちらにあるようで、大野海岸が本当はどうかはよくわからなかった。しかし地元では大野海岸が日本最古であると信じられている。
その昔、海水浴とは言わず「潮湯治」と呼ばれており治療として海に入っていたそうだ。そのためか明治時代に海水浴場として開設される際には医師が関わっているそうだ。

広い空のもと、水着になって友達や家族とワイワイ、波とたわむれ蟹とじゃんけん・・・など、海でのレジャーが楽しいことは今も昔もかわらないのかもしれない。ただ酔っぱらって海に入ると、いくら楽しいからって帰って来られなくなるかもしれないのでご注意を。